top of page

【会期発表】マシュー・バーニー特集上映『リダウト』プラス

マシュー・バーニーによるフィルム作品『リダウト』(2018)に加え、旧作の『クレマスター』サイクル全5部作(1994-2002)と『拘束のドローイング9』(2005)で構成する特集上映会、マシュー・バーニー『リダウト』プラス


コロナ禍で一旦休止した後、再始動する2022年のプログラムには、『リダウト』と関連する他監督の映画もあわせて上映します。


会期:2022年8月16日(火)〜9月4日(日) 17日間

休映:会期中、3日は上映しません。休映日は、会場発表時にお知らせします。


CREMASTER3, 2002

Photo Chris Winget,© Matthew Barney, courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels


マシュー・バーニー『リダウト』プラス

会期:2022年8月16日(火)〜9月4日(日) 17日間

休映:会期中、3日は上映しません。休映日は、会場発表時にお知らせします。


会場:後日発表


上映作品:

マシュー・バーニー『リダウト』会期中17回上映、

マシュー・バーニー『クレマスター1』会期中3回上映

マシュー・バーニー『クレマスター2』会期中3回上映

マシュー・バーニー『クレマスター3』会期中3回上映

マシュー・バーニー『クレマスター4』会期中3回上映

マシュー・バーニー『クレマスター5』会期中3回上映

マシュー・バーニー『拘束のドローイング9』会期中3回上映

ほか、他監督の『リダウト』関連4作品を上映予定


上映プログラム:後日発表

ゲストトーク:関連するテーマを語るゲストを招聘。マシュー・バーニーは来日しません。


前売券は電子チケットのみの取扱。2022年7月発売予定。




米国の美術家、マシュー・バーニーのフィルム作品を特集上映するはずでした。マシュー・バーニー『リダウト』プラスと題した上映会を東京都写真美術館ホールで、2020年2月29日〜3月15日に行うべく準備を進めていたのでした。


最新作『リダウト』(2018)を中心に『クレマスター』サイクル全5部作(1994-2002)と『拘束のドローイング9』(2005)を組み込んだプログラムでした。


ところが、前売券が完売に近づいた頃、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、会場となる東京都写真美術館が臨時休館の決断を下します。それにともない、マシュー・バーニーの特集上映会も一旦休止(延期)を余儀なくされたのでした。


あれから2年が経過。その期間で感染症の対策を十分に施した上での文化イベントを試行してきました。然るべき時期が到来!2022年、マシュー・バーニーの特集上映会『リダウト』プラスを再始動させます。


詳細は、追ってトモ・スズキ・ジャパンの公式サイトでお知らせします。


出典:2020年2月26日付 ウェブ版「美術手帖



Matthew Barney, Redoubt, 2018. Production still.

© Matthew Barney,courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels, and Sadie Coles HQ, London. Photo: Hugo Glendinning

 

マシュー・バーニー『リダウト』(2018)

原題:REDOUBT 2018年/アメリカ/134分03秒/4K DCP/7.1chサラウンド/台詞なし

制作・脚本・監督:マシュー・バーニー

音楽:ジョナサン・べプラー

撮影監督:ペーター・シュトリートマン

編集:キャサリン・マケリー

製作:マシュー・バーニー、セイディ・コールズ、バーバラ・グラッドストーン

プロデューサー:マイク・べロン

照明:クリス・ウィジェット

振付:エレノア・バウアー

プロダクション・デザイン:Kanoa Baysa

アートディレクター:Jade Archuleta-Gans

出演:

アネット・ワクター(ディアナ役):ライフル射撃米国代表選手

エレノア・バウアー(コーリング・ヴァージン役):振付師・ダンサー

ローラ・ストークス(トラッキング・ヴァージン役):ダンサー・アーティスト・コントーショニスト(曲芸師)

K.J.ホームズ(電気めっき師役):ダンスアーティスト・歌手・詩人・女優

マシュー・バーニー(銅板彫刻師役)

サンドラ・ラムッシュ(フープパフォーマー役):ネイティブアメリカン・フープダンスのパフォーマー

配給:トモ・スズキ・ジャパン

後援:アメリカ大使館

協力:Matthew Barney、Gladstone Gallery New York and Brussels、Angie Naoko


Matthew Barney, Redoubt, 2018. Production still.

© Matthew Barney,courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels, and Sadie Coles HQ, London. Photo: Hugo Glendinning

 

マシュー・バーニー

米・サンフランシスコ生まれ。アイダホ州ボイシで少年時代を過ごし、1989年にイエール大学卒業。以後現在に至るまでニューヨーク在住。

学生時代にアスリートだった経験から、アートの中で身体の限界と超越を探究。創作活動の初期より、映像や彫刻、写真やドローイング、パフォーマンスや身体表現とメディアを横断する作品群を発表している。美術界にデビューすると同時にスターになり、1993年ヴェネチア・ビエンナーレのアペルト賞、1996年ヒューゴ・ボス賞など受賞多数。

身体に負荷をかけて素描するパフォーマンス《拘束のドローイング》シリーズを続ける中、記録映像にフィクション的な要素を加えたビデオ作品に行き着く。1994年から2002年までの8年間でフィルム作品シリーズ『クレマスター』サイクル全5章を発表。その5部作のうち3作品で、音楽家のジョナサン・べプラーと協働。

2005年ビョークが出演・音楽で協働したフィルム作品『拘束のドローイング9』を金沢21世紀美術館での個展でプレミア公開。同年「ベネチア映画祭」にも招待された。

ジョナサン・べプラーと共同制作した6時間の映像オペラ『RIVER OF FUNDAMENT』では、監督・制作のほか自ら出演するかたちを取っている。

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ)、金沢21世紀美術館(金沢)、ハウス・デア・クンスト(ミュンヘン)など世界各地の美術館にて個展を開催。最新のシリーズ「リダウト」は、2016年から3年間かけたプロジェクトで、彫刻やインスタレーション、フィルム作品などで構成。その個展がイェール大学美術館(2019、ニューヘイブン)で開催され、UCCA(2019、北京)、ヘイワード・ギャラリー(2020、ロンドン)へと巡回。

フィルム作品『リダウト』(2018)は、東京都写真美術館ホールで日本プレミア後、「岡山芸術交流 2019」連携プロジェクトとして岡山のシネマ・クレールで上映。

 

ジョナサン・べプラー

米・フィラデルフィア生まれ。バーモント州ベニントン大学に在学中の1982年より、独学で楽器の演奏を始める。

多種の楽器を操り、作曲家のルイス・カーラブロ、音楽家のビル・ディクソン、ドラマーのマイルフォード・グレイブスらを通じて音楽を磨く。

リサ・ネルソンや田中泯との協働からパフォーマンスを学び、1997年マシュー・バーニーのフィルム作品『クレマスター5』に楽曲提供。1999年『クレマスター2』と2002年『クレマスター3』でも音楽を担当している。

2003年「越後妻有 大地の芸術祭」にて「つかの間のシンフォニー:丘陵と渓谷のための聖譚曲」を発表し、CDをリリース。

6時間の映像オペラ『RIVER OF FUNDAMENT』(2014)でも、マシュー・バーニーと協働。単なる音楽担当を超え、共同名義とした。

マシュー・バーニーの最新フィルム作品『リダウト』(2018)にも音楽で参加した。


【日本での上映歴】

2019年10月31日(木) 東京都写真美術館ホール ハロウィンに日本プレミア

2019年11月1日(金) 東京都写真美術館ホール 日本プレミア!アンコール上映

2019年11月23日(土) 岡山・シネマ・クレール丸の内「岡山芸術交流2019」連携プロジェクト

2020年1月11日(土)〜1月19日(日) 東京都写真美術館ホール

2020年2月15日(土)〜2月21日(金) 大阪・シネ・ヌーヴォ

2020年2月28日(金)〜3月5日(木) 京都・出町座


Comments


bottom of page